ファイナンス・リース以外のリースを言います。つまり、「フル・ペイアウト」と「中途解約不可」のいずれかの要件を含まないリースは、オペレーティング・リースとなります。
したがって、オペレーティング・リースは、次のような特徴をもっています。

  1. 一定の解約禁止期間を定め、それ以後は予告をして解約できる。(中途解約ができない契約もある。)
  2. リース物件の残存価値を控除してリース料が算定されている。つまりユーザーは、リース期間中に、リース物件の取得価額と諸費用の全額を支払わない。(ノン・フル・ペイアウト)

ファイナンス・リースが金融的側面を有する取引であるのに対して、オペレーティング・リースは、より賃貸借に近い取引といえます。

オペレーティング・リースは、リース終了後、その物件を第三者に売却あるいはリースすることを前提としているために、物件に汎用性があること、売却可能な中古市場があることなどが取引の前提となっています。